最近『年収90万円でハッピーライフ』という本が話題になっています。お金や社会的な成功を求めて頑張って働くよりも、日々に幸せを感じて楽しく暮らすといった内容のものです。この本を読んで、オードリーの若林さんの『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』という本にも同じニュアンスのことが書かれていたので紹介したいと思います。
『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』について
『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』はオードリーの若林さんが、M1グランプリで準優勝し、売れ始めた頃から感じた、生きづらさみたいなものを綴ったエッセイがまとめられたものです。仕事などで日々感じる違和感だったり、自分もそうですが、上手に生きることが難しい人にとても共感できるような内容でとても面白いです。雑誌で連載されていたエッセイなので、短い文章で分けられているので、隙間時間にちょっと読むのにちょうど良かったりします。
成功しなくても幸せ
『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』の中で「春日」という、相方の春日さんについて書かれたエッセイがあります。
オードリーは売れてない時代に、若林さんは風呂なしアパートに住んで貧乏なのが嫌で、幸せではなかったらしいのですが、春日さんは、同じように貧乏だったにも関わらず、友達と遊んだりゲームをして毎日楽しく過ごしていたそうです。
面白いなと思ったのは、オードリーが売れて、貧乏から脱出して良い暮らしも出来るようになった後でも、若林さんはいつ仕事がなくなるかわからないと、幸せを感じていなかったそうです。それに対して、春日さんは、売れた後も仕事を楽しんで、幸せを感じていたということです。
成功してもしなくても、見栄を張らず、背伸びせずに、毎日楽しく過ごしていれば、それだけで幸せなんだなと、読んで感じました。そして、若林さんは、そういった気持ちは滲み出てくるものだと書いてます。オードリーの二人が子供達に会うと、みんな春日さんに寄って行くらしいです。
他にも面白いエッセイがたくさんあるので、ぜひ『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』を読んでみてください。